2012年5月22日火曜日

Linenの世界

ここは東京新橋。

20年来の友人に京都に本社がある麻専門の生地メーカーを紹介してもらいました。

小さなショールームに所狭しと並ぶ生地スワッチをざっと見るだけで、良い物を作っていることが感じ取れ、商談を始める前から"ココはいいかも。"、と思わせてくれる何かがあります。

スワッチを見せてもらう段になり、、、担当者の方を見てなるほど!と納得がいきました。

企画者が何とも楽しそうに商材を勧めてくれるのです。

"どうです、めっちゃいいと思いません?これ絶対パンツですよ~。かっこいいわ~。"

この素材を一番愛しているのは僕なんだよ、と言わんばかりに。。。不景気の中、コストコストで渇渇のメーカーが増えている中、こういう方に出会うとこちらまで嬉しくなってしまいます。

この勢いに飲まれた感もありますが、生地はどれもリネンの美しい艶を残しながら、絶妙にとろみやぬめり、時にはふんわりとした軽さを備えたものであり、だからといってクラシックに留まらない適度なカジュアルさも持ち合わせていて新鮮なものばかり。あ~、どれも皆使ってみたい~~!という気にさせられます。

最近は打ち込みの浅いボイルタイプのリネンが良く出るそうですが、私は高密でちょっとくったりとした素材の虜になってしまいました。

まあ、お値段も素晴らしいけれど、良い素材に目のない私は、心はすっかりクリエーター!?
良いも悪いも色んなデザインがグルグルグルグル。、。、。、。、。

デザイナーをやっててよかったな、と思える一時でした。



1 件のコメント:

  1. こういうお話は、聞いてるだけで、わくわくする。会ったことのないその方にまで親近感わいたりして。

    美しい生地を見ると、たくさんのアイデアが出てきて楽しそう!グルグルグルグル(笑)、という状態は、楽しいね。

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