スクラップ資料集めでちょっと寄り道。
珍しくパリに惹かれている今日この頃、現地在住の友人、知人の書き下ろしたパリ案内を改めてパラパラ見直しながら、つくづくパリは一々悪くなかったなあ、、、なぜ気がつかなかったんだろう、と思ったりする。
日本に星の数ほどもある、女子向けのパリ案内や雑誌の特集。どれを見てもあんまりピンとこなかった私が、なぜこの2冊で感慨にふけるのか。
それは恐らく、いわゆる日本人の夢見る白いアンティークのパリではなくて、そこに息づく今の文化を支える物語が見えるからなのだと思う。
勿論内容は蚤の市の案内だったり、溜息の出そうな美しい花屋、宝石のようなお菓子の並んだパティスリーだったりと、一般のガイド的な物も多いのだが、その中にモダン建築、街中に散らばる奇妙なオブジェ、グラフィティーアートなど今のパリも自然に溶け込んでいて、それがとても心地よいのである。
そして、そのどれもがxxx風ではなくてオリジナル、アンティークかつ現役であり、それを愛する人によって日々ストーリーが今も積み重ねられていること。これが本当に素晴らしい!古いものをきちんとメンテナンスして、手から手に受け継ぎ、持ち手の価値を重ねていくことによって、本物は出来上がるのかもしれないなあ。。。
ブランド巡り、蚤の市のショッピング三昧も良いけれど、それぞれに息づくストーリーに思いを馳せながら、ゆっくりお散歩旅行、っていうのもお勧めですよ。
今日の2冊、もし機会があれば手にとってみてくださいね。
清水友顕著 パリ蚤の市散歩 Marches aux Puces de Paris コスミック出版
佐藤絵子著 パリの一番 Le meilleur de Paris パイ インターナショナル
読んでみたくなる~。
返信削除本屋さんに行ったら、2冊とも同じrayonにあるのかなぁ。見てみよぉッと。
あるある、!って事にきっとなります。懐かしい世界が広がってるよ。
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